理論・エビデンス

エイクレスは、工学の「振動切削理論」と歯科臨床の「力学的麻酔」、2つの理論の上に成り立っています。その仕組みと裏付けをご説明します。

2つの理論

振動切削理論

VIBRATION CUTTING THEORY

工学博士・隈部淳一郎が打ち立てた切削理論です。工具の刃先に切削方向の超音波振動を与え、一定の条件下で削ると、切削力が連続ではなくパルス状(断続的)になります。

v < 2πafv:切削速度 a:振幅 f:振動数(隈部臨界切削速度の条件式)
  • 切削抵抗が激減し、発熱しない
  • 工具寿命が約200倍に
  • 切れ味は見かけ上3〜5倍の高速切削に相当
  • リーマー・ファイルの破折が起きにくい

力学的麻酔

MECHANICAL ANESTHESIA

歯の固有振動数は約300〜3000Hz。その3倍以上にあたる超音波域(約60kHz)で歯そのものを強制振動させると、脳は歯の振動状態——つまり痛み——を感知できなくなります。人の聴覚が超音波を聴き取れないのと同じ原理です。

薬物を一切使わない物理的な麻酔で、振動を止めれば瞬時に元の状態に戻ります。この切削法は「エイクレスカッティング」と名付けられています。

  • 麻酔注射がほぼ不要(開発元医院の抜歯の90%以上で不使用)
  • 発熱しないため歯髄を傷めない
  • 痛みの発生源の特定(診断)にも活用できる

装置仕様

販売名/型式エイクレス/ASA-1(管理医療機器・特定保守管理医療機器)
薬事承認番号16300BZZ00171 2000
公称周波数60±2kHz(超音波域)
振幅0.27〜4μm・3段切替
制御・安全機構マイクロコンピュータによる自動追尾制御/フェイル・セイフ・システム採用
検査基準JIS T1001〜1004 合格
品質管理ISO13485(登録証番号 JQA-MD0070)
使用方法回転切削工具と併用するアタッチメント型。ホーン(エイクレスピース)の先端を歯に軽く当てて使用

文献

理論と臨床効果の詳細は、以下の文献にまとめられています。本ページの記載も、これらの文献と特許・承認資料に基づいています。

※効能・効果に関する記載は、薬事承認の範囲および上記文献の記載に基づいています。

理論の全文は、郵送資料でご覧いただけます。

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